トレンドの変化が速いSEO業界。今回はそもそもSEO会社のサービス内容とは?というところにフォーカスしてご紹介しています。内容をざっくり言うと・・・・
SEO会社のサービスは内部施策と外部施策に分類できる
検索上位表示だけでなく、業績上昇のためのさまざまなサービスも提供
マーケティング的視点を持つSEO会社にも注目
内部施策と外部施策
『SEO会社に外注するのはいいが、具体的にどんなサービスをしてくれるのかが外から見えにくい。このため外注をためらっている』という方もいらっしゃるでしょう。
確かにSEOは無形商材ですから、サービスの対価が納得しにくい部分もあるかもしれません。そこで、SEO会社のサービス内容の概要を理解しておきましょう。SEO会社のサービスは、大きく「内部施策(内部SEO対策)」と「外部施策(外部対策)」に分類できます。
内部施策(内部SEO対策)
内部施策とは、ホームページのページ構成やHTMLソースを調整することで検索エンジンのアルゴリズムに高い評価をしてもらい、検索エンジンの上位表示をしてもらうとともに、ディスクリプション(検索結果ページに表示されるサイトの要約・紹介)の内容を最適化し、アクセス数の増加を狙うというものです。また、コンバージョン率を高めるためのサイト構造についても最適化を行います。
外部施策(外部対策)
一方、外部施策とは外部のサイトからの被リンク数を増やし、それを検索エンジンに評価させて検索順位を上昇させようという施策です。
被リンク数を増やすためにはさまざまな方法がありますが、Googleは被リンクの取引に対してガイドラインを設けているため、悪質な方法による被リンク数の増加で短期的に検索順位を上昇させたとしても、Googleから警告を受けたり、インデックスからの削除(検索結果ページに表示されない)などのペナルティを受けたりする可能性があります。
このため、いかに自然な被リンク数を増やすかが外部施策の重要な課題となっています。
マーケティングの視点を持つSEO会社を
SEO会社の多くは、上記のような内部施策と外部施策をミックスさせた独自のノウハウによるSEOサービスを提供し、検索上位表示だけでなく、ユーザーの囲い込みやコンバージョン率の向上、サイトのロングテール化(ニッチな商品の販売機会を増やし、売上全体を増加させるマーケティング手法)など、さまざまな提案を行っています。
また最近は「コンテンツ・マーケティング」といった考え方も普及してきました。これは、ユーザーに対して魅力の大きいコンテンツを充実させることで、中長期的にアクセス数や被リンク数を増やし、結果的に検索順位を上昇させようという考え方です。これは労力が大きく、即効性についてはあまり期待できませんが、ユーザーのロイヤリティを高めコンバージョン率を高めるには有効な施策です。
これからのSEOは「いくら払えば検索順位をいくつ上げてくれるのか?」だけではなく、多角的なマーケティングの視点からアドバイスやサービスを行ってくれるSEO会社にも目を向けていくべきかもしれません。