今回は、「SEO対策の開始時期」について。
SEOの効果が実感できるまでには3~6ヶ月が必要
リピーター養成、見込顧客の囲い込み策などと併用すると相乗効果が期待できる
サイトオープン、リニューアル時が絶好のタイミング
「善は急げ」とは限らない
「いままでは『あるだけ』のwebサイトだったが、会社の戦略上、今後はWebサイトを活用していかなくてはならない」というような場合、SEO施策も積極的に進めなくてはなりません。
しかし、ほかの記事でも説明してきたように、SEOには即効性は期待できません。もちろん「今すぐ対策を始める」のに越したことはありませんが、たとえば外部のSEOコンサル会社を利用するような場合は開始時期が非常に重要なポイントとなります。
効果が出るまで3~6ヶ月
「検索エンジンに評価されるサイト構造を構築する」「コンテンツのオリジナリティや価値を高める」といった正攻法によるSEO施策は、業種や指定キーワードにもよりますが、検索順位が動き出すまで、3~6ヶ月くらい様子見の期間が必要です。
施策を始めてから定期的にキーワードごとの検索順位チェック・ユーザーの行動分析などを行い、思ったような効果が得られるまで試行錯誤を繰り返す。SEO対策はこのような非常に根気強い作業の連続です。
しかし、このような正攻法のSEO対策は確実にサイトのクオリティを高め、多くのユーザーを誘導するだけでなく、ユーザーに対して満足感や納得感を与えやすいものにしてくれます。
このため、たとえば「年末商戦に備えてSEO対策を進めたい」ということであれば、夏頃から施策に着手するのが望ましいと思われます。単に検索結果ページからの流入を増やすだけでなく、「ユーザー登録」「メルマガ購読」など、リピーターの養成や見込顧客の囲い込みなどの施策もSEO対策と同時に進めると、一層大きな成果が期待できるのではないでしょうか。
SEOを始めるのにふさわしいタイミングとは?
新規サイトのオープンやサイトリニューアルは、SEO開始にもっともふさわしいタイミングです。既存のサイトを改修するより、ゼロから新しいサイトを作り上げる際の方がGoogleのガイドラインに適合度の高いコンテンツを作りやすいからです。
なお、Googleの検索アルゴリズムは、「正しいHTMLで記述されているか?」などという単純な事柄ばかりでサイトを評価するわけではありません。「サイト構造は適切か?」から「内容に対して適切なテーマがつけられているか?」「コンテンツはオリジナリティの高いものか?」まで、サイトの内容にまで踏み込むような評価がなされています。
既存サイトの改修時にコンテンツの中身まで書き換えることは大変ですが、オープン時やリニューアル時なら、コンテンツの中身にまでメスを入れるのに最適のタイミングといえるでしょう。