発注ラウンジTOP>ノウハウ>今さら聞けないシステム開発の基礎用語の意味を用語集で徹底解説!

今さら聞けないシステム開発の基礎用語の意味を用語集で徹底解説!

XのアイコンFacebookのアイコン

システム開発の基礎用語のイメージ図

システム開発の現場においては、日頃からさまざまな用語が飛び交っています。最近システム開発に携わるようになった方の中には、「わからない用語があがるけれど今さら聞けない」というお悩みを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、システム開発の用語集として「あ行」から「わ行」まで順番に、システム開発における基礎的な用語を解説します。ぜひ参考にしてください。

 

目次

 

システム開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国6000社以上からご提案

即戦力のシステム開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

システム開発の用語集:あ行

まず、システム開発の用語集の「あ行」からご紹介します。
「あ行」の用語は以下のとおりです。

  • アジャイル開発

  • ウォーターフォール開発

  • AI

  • SES

  • AWS

  • OS

  • オフショア開発

  • オンプレミス

一つずつ見ていきましょう。

 

●アジャイル開発

アジャイル開発とは、計画、設計、実装、テストといった開発工程を大きな単位で区切ることなく、機能単位の小さいサイクルで進めていく開発手法を指します。アジャイル(Agile)は、直訳すると「素早い」「機敏な」「頭の回転が速い」という意味を表しており、従来の開発手法に比べて開発期間が短縮されることから名付けられました。これまでより速いスピードでの提供が可能となっており、変化に柔軟に対応できる点が特徴です。

 

●ウォーターフォール開発

ウォーターフォール開発とは、開発に必要な工程を段階ごとに区切り、順番に沿って進行していく開発手法を指します。ウォーターフォール(Waterfall)という名のとおり、滝のように上から下へ、つまり上流工程から下流工程へと流れるように開発が行われます。最も認知度が高い開発手法だといわれており、手戻りが少なく、工程ごとに品質管理が可能なため、高い品質のシステム開発ができる点が特徴です。

 

●AI

AIとは、「アーティフィシャル・インテリジェンス(Artificial Intelligence)」の略称で、人工知能を表しています。一般的に、人間の言葉に対する理解や認識、推論などといった知的行動をコンピュータに行わせる技術を指します。学ぶ能力や考える能力、データをコンピュータやロボットに与えることによって、人間のように認識、予測、判断、推論、提案などが行えるようになります。自己学習能力を備えているため、人間が経験を積むことで知識を蓄積するように、AIも自ら学習することによって知識を広げ、深めていけることが特徴です。

 

●SI

SIとは、「システムインテグレーション(System Integration)」の略称で、さまざまなシステムの要件定義や設計、開発、運用などを請け負うサービスを指します。システムインテグレーションの「インテグレーション」は、「統合」という意味を表しているため、一般的なSIは、システムの企画・導入から運用まで一貫して担当します。このようなサービスを請け負う事業者のことを「SIer」と呼びます。

 

●SES

SESとは、「システムエンジニアリングサービス(System Engineering Service)」の略称で、システムやソフトウェアの開発や保守、運用などの特定の業務に対して技術者の労働を提供するサービスを指します。顧客から依頼されたシステムを開発して納品するのではなく、システム開発を支援したり、運用や保守などを行ったりすることによって報酬を受ける点が特徴です。

 

●AWS

AWSとは、「アマゾンウェブサービス(Amazon Web Services)」の略称で、Amazonが提供する100以上のクラウドサービスの総称です。具体的には、仮想サーバを提供する「Amazon Elastic Compute Cloud」(EC2)やストレージを提供する「Amazon S3」、データベースである「Amazon Aurora」などが挙げられます。

 

●OS

OSとは、「オペレーティング・システム(Operating System)」の略称で、コンピュータが動作するために必要なソフトウェアを指します。PCを操作したり、アプリを使ったりするための土台となるため「基本ソフトウェア」とも呼ばれています。OSは、ユーザーとハードウェアの間や、応用ソフトウェアとハードウェアの間をつなぐ役割を担っています。

 

●オフショア開発

オフショア開発とは、システムやソフトウェア、アプリケーションなどの開発業務を海外の企業やリソースを活用して行う委託開発方法を指します。日本ではエンジニア不足が大きな問題となっており、IT導入企業が増加している中で人件費が高騰しているのが現状です。コストが安い海外の開発企業・子会社、または現地法人にシステム開発を委託することによって、コスト削減だけでなくグローバル人材を活用することが可能になります。

 

●オンプレミス

オンプレミスとは、サーバやソフトウェアなどの情報システムを、使用者が管理できる施設内に設置して運用することを指します。プレミス(premise)は、「建物」「店舗」「施設」などを意味し、「on the premises」は「店内(構内)で」という意味になります。オンプレミスは、サーバやネットワークなど全てが、使用者が管理できる施設の構内に置かれているため、全てのシステムを自社運用で完結できる点が特徴です。

 

システム開発の用語集:か行・さ行

続いて、ここではシステム開発の用語集「か行・さ行」について解説します。「か行・さ行」の用語は以下のとおりです。

  • 外部設計

  • クラウド

  • 結合テスト

  • SaaS

  • サーバ

  • 詳細設計

一つずつ見ていきましょう。

 

●外部設計

外部設計とは、システム開発における一つの工程であり、ユーザーが実際に利用する外側部分の設計を指します。基本設計や概要設計とも呼ばれており、前の工程である要件定義において決定した機能や性能、制約条件などに基づき、システムの基本となる設計を行います。具体的には、ユーザーから見えるインターフェース部分の仕様を決定するだけでなく、セキュリティや運用規定、システム開発のスケジュールや費用などを決定することも外部設計に該当します。

 

●クラウド

クラウドとは、クラウドコンピューティングの略称であり、ユーザーがインターネットなどのネットワーク経由で提供されたサービスを、必要な時に必要な分だけ利用する形態を指します。従来は、サービスを利用する際はソフトウェアを購入したりインストールしたりする必要がありましたが、クラウドはこれらを用いなくてもインターネットを通じて同様の機能を利用できます。

 

●結合テスト

結合テストとは、システム開発におけるテストの一つであり、複数のプログラムやモジュールを同時に稼働して行う動作テストを指します。単体テストを終えた各モジュールを組み合わせた際に、意図したとおりに動作するかどうかを検証します。具体的には、データの受け渡しが正常に行われるか、データを渡すタイミングは適切かどうかなどを検証するテストです。

 

●SaaS

SaaS(サース)とは、「Software as a Service」の略称で、クラウドサービス提供事業者が稼働させているソフトウェアを、インターネットなどのネットワークを通してユーザーが利用する仕組みを指します。オンプレミスのソフトウェアとは異なり、端末へのダウンロードや、保守・管理は必要ありません。インターネットがあれば時間や場所を問わず利用できる点が大きな特徴です。また、複数人で一つのファイルの編集や管理ができる点もオンプレミスとの相違点であり、特徴として挙げられます。

 

●サーバ

サーバとは、インターネットなどのネットワークを通じてユーザーにサービスを提供するコンピュータやプログラムを指します。システムを構成しているコンピュータには必ず存在しており、重要な役割を担っています。英語では「Server」となり「サービス(Service)を提供する側」を表しています。ユーザーからのリクエストがサーバに届き、サーバはレスポンスを返す流れで通信を行うため、「情報やデータを提供するコンピュータ」という意味になります。

 

●詳細設計

詳細設計とは、システム開発における工程の一つであり、システムの内部構造や仕様、動作などの専門的な内容を設計することを指します。システムの内部を設計するため、内部設計とも呼ばれています。具体的には、外部設計をもとに、システムの内部構造や処理方法、データの流れなど、ユーザーからは見えない細部まで設計を行います。

 

システム開発の用語集:た行・は行

ここでは、システム開発の用語集「た行・は行」についてご紹介します。 「た行・は行」の用語は以下のとおりです。

  • 単体テスト

  • デバッグ

  • ビッグデータ

  • VR

  • フロントエンド

一つずつ見ていきましょう。

 

●単体テスト

単体テストとは、システム開発におけるテストの一つであり、プログラムを組んだモジュールやコンポーネントといった小規模な機能単位の動作などを、単体で確認するテストを指します。テスト工程の最初の段階で、実装工程でコードを記述した開発者がプログラムを組んだ直後に行います。比較的小さな機能単位に対してテストを行うことによって、一つの画面や機能ごとに正常な動作を担保することが目的です。

 

●デバッグ

デバッグとは、システムのバグを発見して原因を特定し、意図したとおりの動作に修正・排除する作業を指します。英語では「debug」となり、虫を意味する「bug(バグ)」に接頭辞である「de」をつけて、除虫するという意味を表しています。デバッグは、プログラムの開発や品質の向上、正常動作の確保には欠かせません。テストや検証と混同しやすい傾向にありますが、テストや検証はプログラムが仕様書のとおりに正常に動作するかを確認することを指します。その一方で、デバッグはテストで正常に動作しなかった際にプログラムのバグを発見し、原因を特定して修正・排除することを指します。

 

●ビッグデータ

ビッグデータとは、その名のとおり巨大なデータのことであり、日々生成される多種多様なデータ群を指します。明確な定義は存在していない一方で、ビッグデータと呼ぶためには「3つのV」が必要だという考え方があります。「3つのV」とは、Volume(量)、Variety(多様性)、Velocity(処理速度)を指します。また近年では、「3つのV」にVeracity(正確性)とValue(価値)を加えた「5つのV」がビッグデータと呼ぶための条件とする考え方もあります。

 

●VR

VRとは、「Virtual Reality」の略称であり、コンピュータによって創り出された仮想的な空間などを現実であるかのように疑似体験できる仕組みを指します。日本語では仮想現実と呼ばれており、「表面的には現実ではないが、本質的には現実」という意味が含まれています。VRの実現形態はさまざまなものがありますが、その一例として、専用のゴーグルを装着して視界を覆うように360°の映像を映すことで、実際にその空間にいるような感覚を得られます。

 

●フロントエンド

フロントエンドとは、 WebサイトやWebアプリケーションで直接ユーザーの目に触れ、文字を入力したり、クリックするなど、ユーザーが実際に操作する部分を指します。ユーザーが目にする部分であるフロントエンドに対して、WebサイトやWebアプリケーションの裏側にあり、ユーザーの目に触れないサーバサイドのプログラムやデータベースの領域を「バックエンド」と呼びます。

 

システム開発の用語集:ら行

ここでは、システム開発の用語集「ら行」を解説します。「ら行」の用語は以下のとおりです。

  • ライブラリ

  • リリース

  • レビュー

一つずつ見ていきましょう。

 

●ライブラリ

ライブラリとは、プログラムにおいてよく利用される機能を切り出し、再利用しやすいようにまとめたものを指します。ソフトウェアの部品集と考えるとわかりやすいです。ライブラリを利用することによって、よく利用する機能をイチから作る必要がなくなるため、プログラミングの工期短縮や、コンピュータの使用するメモリ容量の削減につながります。ライブラリはプログラムを作成するための部品であるため、単体では動作せず、ほかのプログラムに組み込んで使用します。

 

●リリース

リリースとは、システムやソフトウェアの開発において完成したプログラムを最終的に提供する段階のことを指します。リリースと同じ意味で「ローンチ」という言葉が使われることもあります。開発したソフトウェアやシステムをユーザーに公開する一連の手順であり、リリースによってユーザーが利用できるようになります。

 

●レビュー

レビュー(Review)とは、「批評」「見直し」という意味です。システム開発におけるレビューとは、システム開発の工程ごとに成果物の品質を検証する場のことを指します。開発プロジェクトにおいて策定された要件定義書や設計書、ソースコードなどの成果物の妥当性を検証するために、開発者と開発依頼者が参加して行われます。

 

システム開発の用語集:や行・わ行

ここでは、システム開発の用語集「や行・わ行」を解説します。「や行・わ行」の用語は以下のとおりです。

  • UI

  • UX

  • 要件定義

  • WordPress

一つずつ見ていきましょう。

 

●UI

UIとは、「User Interface(ユーザーインターフェイス)」の略称で、ユーザーと製品やサービスをつなぐインターフェース(接点)全てのことを指します。ユーザーの目に触れ、使用する全ての情報であるため、デザインや画像、文字のフォント、操作性などユーザーが目にする箇所全てが該当します。 UIというとPCやスマートフォンで表示されている画面をイメージしがちですが、画面をコントロールするソフトウェアもUIの要素の一つです。

 

●UX

UXとは、「ユーザーエクスペリエンス(User Experience)」の略称で、ユーザーが製品やサービスを通して得られる体験を指します。デジタル機器やソフトウェアの使いやすさや使用感はもちろん、ユーザーに対するサービスの質や満足度も該当します。そのため、前項のUIは、UXを高めるための要因の一つだといえます。

 

●要件定義

要件定義とは、システムやソフトウェア開発などのプロジェクトを開始する前に、必要な機能や要求条件を明確に定義する作業を指します。具体的には、提案依頼書に記載された要求事項をもとに、発注者側と開発側間で機能要件や非機能要件について合意し、その内容を文書化します。要件定義を行うことによって、システムの利用目的や目標が明確化され、開発の方向性が定まるため、システム開発のプロジェクトの成否にかかわる重要な要素の一つです。

 

●WordPress

WordPressとは、世界で最もシェアされているオープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を指します。HTMLやCSSなどといったプログラミング言語などの専門的な知識がない方でも、容易にブログやWebサイトを作成できます。

 

今回ご紹介した用語はほんの一部であり、システム開発にはさまざまな専門知識が必要です。システム開発を検討している方の中には、システム開発やITの知識がなく、不安な方もいらっしゃるでしょう。そういった際には、発注ナビをぜひご活用ください。

発注ナビであれば、全国6000社以上の開発会社の中から、ご要望や案件内容に合った開発会社を厳選してご紹介いたします。「自社に合った開発会社がわからない」「選定にできるだけ時間をかけずにスムーズに導入したい」とお考えのご担当者様はぜひ一度ご検討してみてはいかがでしょうか。

 

システム開発会社選びはプロにお任せ完全無料で全国6000社以上からご提案

即戦力のシステム開発会社を探すなら「発注ナビ」

・ベストマッチな発注先が見つかる
・たった1日のスピード紹介
・ITに詳しいコンシェルジュがサポート
・ご相談~ご紹介まで完全無料

 

 

 

■システム開発に関連した記事

 

即戦力のシステム開発会社を探すなら「発注ナビ」

希望ぴったりの外注先がラクして見つかる
soudan_banner

人気記事

関連記事

関連特集

offer_banner
即戦力のシステム開発会社を探すなら発注ナビロゴ
発注ナビは、システム開発に特化した
発注先選定支援サービスです。
紹介実績
22000
対応社数
6000
対応
テクノロジー
319
紹介達成数
92%
システム開発の発注先探しで
こんなお悩みありませんか?
checkbox
なかなかいい外注業者
見つからない。
checkbox
ITの知識がなくて
発注内容をまとめられない。
checkbox
忙しくて外注業者を探す
時間がない
悩んでいる人物
発注ナビの主な特徴
IT案件に特化
IT案件に特化
日本最大級6000社以上のシステム開発・WEB制作会社が登録。IT専門だから細かい要望が伝わり、理想的なパートナーが見つかる。
ITへの不安を徹底サポート
ITへの不安を徹底サポート
専門コンシェルジュがしっかりヒアリングするので、IT知識に不安があっても、まだ要件が固まっていなくても大丈夫。
完全無料・最短翌日紹介
完全無料・最短翌日紹介
コンシェルジュに発注内容を話すだけで最短翌日に開発会社をご紹介。しかも完全無料・成約手数料も無し。
さらに
東証プライム上場
「アイティメディア株式会社」
グループが運営
ご相談内容は一般公開しないため、クローズド案件でも安心。
ご紹介企業は第三者調査機関にて信用情報・事業継続性を確認済です。

発注先探しの
ご相談フォーム

発注ナビは貴社の発注先探しを
徹底的にサポートします。
お気軽にご相談下さい。
必須
必須
必須
■必要な機能・課題■ご予算■スケジュールなど
■企画書やRFPの添付が可能です(10MBまで)

会員登録には、
発注ナビ 利用規約  及び 個人情報の取扱い 
「当社からのメール受信」への同意が必要です。